第1200回
なんじゃこりゃ!?「ヤフーチャイナモール」の日本語訳

「価韓国のよく売れた食器がすでに容器を携えて
準花圓の箸杓子男性スーツのとても衛生的実用を
積むことを販売促進する」

なんじゃこりゃ!?
日本語なのに、何を言っているのか
意味がわからないと思いますが、
さて、ここで問題です。
この文章が表しているモノは何でしょう?

答えは前回私がご紹介した、下の写真の食器セットです。
「ヤフーチャイナモール」では上記のような商品名で
出品されていました。

「ヤフーチャイナモール」には商品の写真もありますので、
それを見れば食器セットであることは一目瞭然です。
しかし、商品名や商品説明は
「淘宝網」に掲載されている中国語を
機械翻訳しているだけですので、
「食器」、「箸杓子」という単語が入っていることで
どんな商品かはかろうじて推測できそうではあるのですが、
機械翻訳君は中国語の「セット」を表す単語を
「男性スーツ」と訳してしまっているので、
かえって混乱の度を深めてしまっています。

ちなみに、中国語の商品名を
私が翻訳するとこんな感じになります。

「販売促進価格!韓国で爆発的売れ行きの携帯食器セット。
花柄のお箸とスプーンがケースに入っていて、
とても衛生的かつ実用的です」

機械翻訳君と張り合うわけではありませんが、
我ながらほれぼれするような美しい日本語です。

「ヤフーチャイナモール」は
「淘宝網」に出品されている
約5,000万点の商品を扱うわけですから、
もちろん1点1点人間が
翻訳することはできないのは理解できます。
「ヤフーチャイナモール」自身も
「日本語訳は機械翻訳になりますので、
翻訳内容は参考情報としてご覧ください」
という但し書きを付けています。

しかし、今回驚いたのは、
これだけ様々な分野で技術が発展しているにもかかわらず、
機械翻訳のレベルというのはまだまだこの程度なんだ、
ということです。

もちろん、日本語は文法よりも経験がものを言う
非常に難しい言語ですので、
日本人が見てもおかしくない日本語を
機械翻訳に求めるのは確かに酷ではあります。
「ヤフーショッピング」に出品されている商品を、
中国人消費者向けに販売する
「淘日本」の中国語訳も機械翻訳だと思うのですが、
翻訳が「ヤフーチャイナモール」の
日本語ほどひどくないのは、
中国語は比較的文法の原則に忠実な言語であることも
関係しているのではないかと思います。

とは言え、元々ソフトバンクは1979年に
孫正義社長が自動翻訳機の売り込みで得た1億円を元手に
アメリカで設立したソフトウェア開発会社
「Unison World」がルーツ。
それから30年、
ソフトバンクは超巨大企業に成長しましたが、
機械翻訳のレベルはあまり向上していないようです。

孫社長には、日中間の取引の言語の壁をなくすためにも、
ぜひ、ご自身のルーツである機械翻訳のレベルの向上に
ご尽力を頂きたいと思います。


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2010年6月18日(金)

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