第1299回
行列のできる「お茶スタンド」

最近、香港、上海と立て続けに出張をして、
2つの街で同じようにお客さんが
行列を作っているお店を見つけました。

それは「お茶スタンド」です。

香港で見たのは「貢茶(ごんちゃー)※1」というお店、
上海で見たのは「鼎茶(でぃんちゃー)※2
「でぃん」は草冠に鼎」というお店です。
両社とも本部は台湾で、
香港や中国本土でフランチャイズ展開をしています。
メニューは豊富で、両店とも
クリームを入れたり、プリンを入れたりと、
お茶を様々な形にアレンジした飲み物が
40-50種類ほどもありました。

この「お茶スタンド」、座席はなく持ち帰り専門です。
私は行列に並んで、
香港では真珠ミルクティー・14香港ドル(150円)を、
上海では北海道ミルクティー・8元(100円)を飲んだのですが、
たくさんの人が行列を作っている理由がわかりました。
紅茶の味が濃くて、ミルクティー自体が非常においしいのです。

北京でも10年以上前から真珠ミルクティーは売られていますが、
どこのお店のものも紅茶の味が薄くておいしくないためか、
北京では流行するには至っていません。
しかし、「貢茶」や「鼎茶」のようにおいしいお茶を
リーズナブルな値段で提供できるならば、
北京でも行列ができること請け合いです。

そこで、早速両社のホームページを調べたところ、
「鼎茶」は北京に1店だけ、
「貢茶」に至っては、中国大陸には広東省内に
6店しかないことがわかりました。

北京は中国の首都ですが、
中国の他の地域の人たちから「巨大な田舎」と揶揄されるように、
こうした食べ物やファッションなどの流行は
香港や上海よりちょっと遅れてやってきます。
モノにもよりますが、私の感覚ではざくっと言って、
香港からは5年遅れ、上海からは3年遅れ、という感じです。

香港や上海で行列ができている「お茶スタンド」。
今、北京で始めたら、3年から5年は
流行のトップを独走できるのではないか。
「貢茶」や「鼎茶」のお店の前で、
おいしいミルクティーを飲みながら、
そんなことを思いました。

※1「貢茶」:http://www.gong-cha.com/home.php

※2「鼎茶」:http://www.dingtea.com/


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2011年2月2日(水)

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