■柳田洋・北京からの画像便り No.139 ■


ソウルマート

私の会社の近くにある、ソウルマートです。
韓国の食品や雑貨を売っています。
北京で売っている日本の食品や雑貨は、
高い運送費や関税を払って中国に持ってきますので、
日本で買うより、ずっと高いのですが、
韓国の食品や雑貨は、韓国で買うのと
変わらないそうです。
先日、北京在住の韓国人の方にお訊きした所、
韓国の物資を安く売る事ができるのは、
韓国人の「運び屋さん」が、韓国の物資を
安い運送費で大量に運び込んで来るからだそうです。
「運び屋さん」は、韓国の物資を大量に持って、
青島や大連行きの船に乗り、帰りは中国の物資を
大量に持って、韓国に帰るそうです。
「運び屋さん」はみんな、独立事業主で、
月の内20日ぐらいは船の上、という苛酷な仕事なのですが、
収入はサラリーマンよりずっと多い、という事で、
韓国では脱サラして、「運び屋さん」になる人も
多いそうです。
韓国の人たちのハングリー精神には脱帽です。
「豊かボケ」の日本ではありえない商売です。

撮影日:2005年6月13日(月)
撮影:柳田洋


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