■柳田洋・北京からの画像便り No.166 ■


北京オリンピックマスコット

2008年の北京オリンピックのマスコットが
北京の街のそこここで見られるようになってきました。
北京オリンピックのマスコットは、向かって左から
青い魚の「貝貝(べいべい)」、
黒いパンダの「晶晶(じんじん)」、
赤い聖火の「歓歓(ほあんほあん)」、
黄色いチベットカモシカの「迎迎(いんいん)」、
緑のツバメの「(にーにー)」です。
この5人の福娃(ふーわー、幸せな子供)たちの
名前を合わせると、
「北京歓迎(べいじんほあんいんにー、
北京はあなたを歓迎する)」になるのです。
こうした崇高なオリンピックの精神をよそに、
やっぱり、というか、案の定、というか、
早くも、この福娃たちのニセモノのぬいぐるみが
市場に出回っているそうです。
中には、正規品のぬいぐるみより
高い値段で売られているものもあるそうですが、
それでも飛ぶように売れているそうです。
この福娃たち、かわいい顔して、その経済効果は、
3億米ドルに上ると言われています。
そのおこぼれをちょっとでも頂くことができれば、
オリンピック成金になるのは難しいことではありません。
そりゃ、ニセモノも出ますわな。
オリンピックは利権の塊。
今後、オリンピックという
さわやかなスポーツの祭典の舞台裏で、
利権に群がるカネの亡者たちの死闘が
繰り広げられることが予想されます。

撮影日:2005年12月12日(月)
撮影:柳田洋


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