■柳田洋・北京からの画像便り No.187 ■


北京空港第三期工事

着陸する飛行機の中から写した、
建設中の北京空港第三ターミナルです。
工事は順調に進んでいるようです。
北京空港第三期工事は、
35万uの第三ターミナルと、
3,800mの第三滑走路から成ります。
これらが2008年に完成すると、
年間旅客取扱能力がのべ6,000万人に達し、
北京オリンピック開催に当たっての旅客需要を
完全にカバーすることが可能となるそうです。
私が初めて北京に来た1991年当時は、
まだ、小さくてみすぼらしい第一ターミナルしかなく、
「大中国の首都の空港が、これでいいのか?」
と思ったものですが、
この第三期工事が完成すれば、
経済大国の首都にふさわしい大空港に
なるのではないか、と思います。
ただ、オリンピックが終わった後は、
オリンピックの旅客需要のピークに
合わせて拡張した能力が余ってしまいます。
如何に需要の落ち込みを抑えて、
この余剰能力を活用し、償却負担に耐えるか。
その辺が北京国際空港(H株、0694)の
正念場となるのではないでしょうか。

撮影日:2006年4月24日(月)
撮影:柳田洋


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