■柳田洋・北京からの画像便り No.195
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全聚徳
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北京ダックの老舗、
全聚徳(ちゅえんじゅぃーどぁー)の
京信大厦店です。
全聚徳は清朝同治三年(1864年)の創業、
今年で142年の歴史を持つ超老舗で、
北京ダックの代名詞になっています。
北京市内だけでなく、中国各地に分店を持ち、
日本にも銀座や新宿にお店があります。
しかし、この全聚徳、ここ北京では、
行くのは外国人観光客かおのぼりさんと
相場が決まっており、
地元の人が北京ダックを食べる時には、
他の店に行くことが多くなっています。
改善しようという意思が
全く感じられないダックの味、
高い値段、古臭い内装、態度の悪い服務員。
老舗の看板にあぐらをかいていると
こうなってしまいますよ、という
典型的なパターンです。
それでも閑古鳥が鳴いているか、
というと、そんなことはなく、
毎日、たくさんのお客さんでにぎわっています。
外国人観光客とおのぼりさんが、
大型バスで乗りつけて、
「老舗の北京ダック」を
ありがたがって食べてくれている間は、
全聚徳は安泰なのです。
撮影日:2006年7月16日(日)
撮影:柳田洋
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