■柳田洋・北京からの画像便り No.198 ■


味千ラーメン

日本式ラーメン、
味千ラーメンの現代城店です。
夕食時のため、
たくさんのお客さんで賑わっています。
ラーメンやチャーハンなど、
いわゆる主食(ちゅーしー)と呼ばれている
めん類やご飯ものは、
肉料理や野菜料理を食べた後、
まだちょっともの足りないときに、
お腹の隙間を埋めるためのもので、
中国料理の世界では、
普通の料理よりランクが低い、
とされてきました。
中国では主食だけでご飯を済ませる人は、
よっぽどおカネに困っている人ですので、
中国の人たちが日本に行って、
日本のサラリーマンがお昼ご飯に
ラーメン・チャーハン定食などを
食べているのを見ると、
「日本人はおカネ持ちなのに、
なんであんなに貧しい食事をするんだろう」
と不思議に思うそうです。
しかし、時代は変わり、
今や北京では、たくさんの人が、
ラーメンだけの食事をしています。
経済が成長し、外国の文化が
どんどん入ってくるようになると、
人々の生活様式も変わっていくのです。

撮影日:2006年8月5日(土)
撮影:柳田洋


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