■柳田洋・北京からの画像便り No.200 ■


外貿名品折扣店

当社のオフィスが入っている
幸福大厦の近所でみつけた
外貿名品折扣店
(わいまおみんぴんじゃーこうでぃえん)です。
外貿名品とは、輸出用の有名ブランド品、
折扣店とは、安売り店という意味です。
多分、中国国内の輸出用ブランド品が
横流しされて、安売りされているのではないかと
思われます。
中国では、輸出用は一級品、
国内用は二級品、三級品、
というのが常識です。
この辺は、ブラジルの一級コーヒー豆が、
全て日本に輸出され、本場ブラジル国内では、
二級品、三級品しか飲めないのと同じです。
ですので、輸出用を示す「外貿」の二文字は、
置いてある商品が非常に高品質である
というイメージを消費者に与えます。
中国の人たちがもっと豊かになり、
輸出用の一級品が国内の正規ルートで
売られるようになり、人々の頭から
「外貿は一級品」という
イメージが消えるまでには、
もう少し時間がかかりそうです。

撮影日:2006年8月21日(月)
撮影:柳田洋


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