人民解放軍の施設の近くに立っていた看板です。
「ここから北に50mの区間は、軍事禁区なので、
停車禁止、制限速度5キロ」という意味です。
北京の街にはこういった「軍事禁区」の看板が
たくさん立っています。
北京はそれだけ人民解放軍の施設が多い、
ということです。
ただ、人民解放軍の施設は、一般的に看板が
掲げられておらず、外から見ても何の施設か
わかりません。
看板が掲げられてあっても、「292病院」とか、
「798工場」とか、数字が名前になっていますので、
「病院」、「工場」以外の情報はわかりません。
しかし、この番号は人民解放軍の人が見れば、
すぐに、どの部隊に所属していて、何を作っている
ところなのか、というところまでわかるのだそうです。
北京に住んでいると、中国はいつ戦争になっても
大丈夫なように、常に臨戦体制をとっていることが、
よくわかります。

撮影日：2006年9月17日（日）
撮影：柳田洋