■柳田洋・北京からの画像便り No.278
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CD,DVD屋
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うちの近所のCD,DVD屋です。
中国でも音楽や映画は、ブロードバンドで
ダウンロードして楽しむものになりつつありますが、
こうしたCD,DVD屋はつぶれることなく健在です。
その理由は2つ。
1つはパソコンは持っていないが、
CDやDVDの再生機は持っている、という人が
まだまだ圧倒的に多いこと。
パソコンは安くても4,000元(6万円)ほどしますが、
DVDの再生機は400元(6千円)ぐらいからありますので、
パソコンのほかの機能がいらない人は当然、
DVDの再生機を買います。
もう1つの理由は、売られているCDやDVDが
1枚10-15元(150-225円)と圧倒的に安いこと。
値段からするとどう考えても海賊版なのですが、
店のおやじに「これ、海賊版でしょ?」と訊いても、
「いや、正規版だ!」と言い張ります。
こうしたDVDの中には、
日本のテレビドラマも多く含まれているのですが、
パッケージの日本語を見ると、
「ツ」と「シ」が逆になっていたり、
「ラブ」が「うづ」になっていたりで、
とても正規版とは思えません。
こうしたがきちんと店舗を構えている街のCD,DVD屋が、
白昼堂々と海賊版を売っているのに、
警察が全く取り締まらないところを見ると、
中国の著作権対策もまだまだだ、という感じがします。
撮影日:2008年2月17日(日)
撮影:柳田洋
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