■柳田洋・北京からの画像便り No.277 ■


薬屋

うちの近所の薬屋です。
中国には薬屋をチェーン展開している会社がいくつかあり、
この金象大葯房(じんしゃんだーやおふぁん)、
ゴールデンエレファントファーマシーも
そうしたチェーンの1つです。
中国の薬屋は中に入ると、
西葯(しーやお、西洋薬)の部と
中葯(ちょんやお、漢方薬)の部に分かれています。
しかし、誰でもいいので
手の空いている薬剤師さんに症状を詳しく説明すると、
西葯、中葯に関係なく、最も適当な薬を選んでくれます。
時には、選んでくれた薬の中に西葯と中葯が
混ざっている場合もあります。
化学物質を使って病気の症状をすばやく緩和する西葯と、
生薬を使って体自身に病気を治す力を
ゆっくりと発揮させる中葯。
中国の薬屋さんは、その両方の長所をうまく生かし、
その病気に最適な薬を選んでくれるのです。

撮影日:2008年2月3日(日)
撮影:柳田洋


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