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18.上海病院漫遊記
先日、体調を崩し病院に行く事になりました。
日本の病院にお世話になる事が少なかったので、
まさか中国で病院に行くとは夢にも思わず、
正直怖いというのが本心でした。

スタッフに連れられて病院に着くと、
まず診察の前に受付で診察カードを作ります。
その病院は上海人が行くことが多く、
日本人が来た事が珍しかったのか、
「次、日本人、日本人(サパニン、サパニン)」
と上海語で連呼されました。
受付でカードを作って診察料をまず支払い、先生の診察を受けます。
その際パスポートも労働許可証もいりません。

先生は70歳くらいの高齢の方で若干心配でしたが、英語が堪能で、
聞けばイギリスに留学していたとのことで、
それはとてもジェントルマンな方でした。
「では採血しましょうか」と言われて、袖をまくると
「ここではなく二階で採血してきてください」と言いました。
ここで採血しないのかと不思議な気持ちで二階に行きました。

二階には採血室があり、実習生の若い先生が採血をしています。
自分の番になり採血のため袖をまくると、
いきなり画鋲のような針で薬指の頭に一突きされました。
それが意外で、かつ想像以上に痛く、
思わず「痛い!痛い!」と声を出すと、
そのリアクションが面白かったのか実習生に
「イタイ!イタイ!」と真似されました。
恥ずかしくなりその場を足早に去り、再び診察室に戻ると、
先生が「今日はお薬と点滴にしましょう。」言い、
「では一旦ここで会計をして、一階で薬をもらい、
二階で点滴をしてください」とおっしゃいました。

毎回全部移動しないといけないのかと思いつつ、
仕方なく移動しましたが、
これはお年寄りや体調悪い人にはかなり大変です。
一階に行き薬と点滴をもらい、
二階に行き購入した点滴を点滴室に持ち込みました。

点滴を受けながらその時考えていたのは、
今回の日本とは違う結構面倒なシステムでした。
想像以上に移動が多く、病んだ体には応えます。
でも外国人にもやさしい対応で、緊張がほぐれました。
こうして無事に体調は良くなりましたが、
中国の病院を堪能した今回の漫遊でした。
やはり健康が一番ですね。


2009年3月4日

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