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78. 成功の反対は失敗ではない

よく世の中では成功の反意語は失敗ということになっていますが、
国語的には正解でも事業的にはこれは間違いです。

失敗は成功の過程です。
もちろん、成功するまで失敗し続けた場合にのみ有効な定義ですが。

では、成功の反対は何か?答えは

「No Try」です。つまり「何もしないこと。」です。

私は、1週間を1単位にいつも仕事と予定を組んでいますが、
なんの失敗もない温和な1週間を過ごした時、
ストレスの少なさにしばし安堵するのと同時に、
自分の挑戦が足りなかったのではないか?
と不安な気持ちになります。
あまり得な性格ではないようです。

話はまったく変わりますが、
起業家ということばが世に出て何年がたつでしょう。
起業家ブームが起きたのはここ20年ぐらいでしょうか。

かくいう私も20歳そこそこでわけもわからず
「起業家になろう。」と心に決めた口です。
いろいろな道を歩みはしましたが、邱先生と出会ったことで、
起業家道場の入門チケットは手にすることができました。

そして、すでに4年目。
いつまでも起業家のシロ帯と
謙遜してばかりいるわけにはいかなくなったように思います。

ふとそんなことを想い、
起業家を目指す皆さんに
私がなにか出来ることはないかと考えたわけですが、
“起業の出発点において、とある事業をどう判断するのか?”
につき、経営コンサルタント時代の経験と
短いながらの事業経験をおりまぜて、ご紹介できたらと考えました。

とある事業をスタートするかどうかの判断ポイントは5つあります。

1) BigWave(いい波)
2) GoodTeam(チームワーク)
3) Only One (差別化・独自性)
4) Profit Structure(儲けの構造)
5) Good Heart (心)

次回以降、これら1つ1つについて、
ご紹介をしていきたいと思います。
もちろん、起業を決意し、その事業に参入していくに当たって
これだけ考えればいいというわけではありませんが、
少なくとも欠けてはいけない視点ではあります。

最後に。

「起業バカ」という本であるそうです。
サブタイトルには、
「成功するのは1500人に1人。」と書いてあります。
作者はちょっと大袈裟に表現して、
読者の気を引こうと思っているのでしょうが、
私はちっとも大袈裟などとは思わずに、
およそそれぐらいの確立だろうな、と思っています。

しかし、1500分の1とはしんどい旅ですね・・・。


2008年9月15日(月) <<前へ  次へ>>