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95.KISS=心の整理の仕方

新年を迎えると、
新しい目標と志を持つことでがぜんやる気が出るものです。

一方で、新年になったからといって
急に人間が変わるわけもないですから、
しっかりと昨年の反省ができていないと、
同じことを繰り返すことになります。

私はよく目標やミッションの話をしますが、
それが方位磁石と目的地の明確化のことを意味していますから、
大切なのは私が強調するまでもありません。

が、しかし、時に人生の難しさは、
自分の人生の目的地や、なにを原則として生きるべきかという
方位磁石が定まらないところにあります。

私もずっとその問題を抱えてきたように思いますが、
今は少し自分の心を把握することができるようになったと思います。

私が苦労のすでに獲得した、ちょっとした方法をご紹介します。

心の整理に大切なのは3つです。

1)空間の整理
2)情報の整理
3)思考の整理

空間の整理というのは、
自分のまわりの空間は自分の心を反映しているという考え方です。
経験的に、自分の机まわりを整理すると
なんとなく頭がすっきりしたという経験は
だれにでもあると思います。

ある本によると、
玄関=「他人との関係」、
ドア=「開放度」、
リビング=「心」、
キッチン=「おなか」、
床=「経済状態」、
クローゼット=「身体」という関係があるそうです。

床が乱れた人は
経済的な問題を抱えている人が多いという統計があるそうです。
同様に、クローゼットの中が乱れている人は、
常に身体、特にやせたいとおもっているのにできない、
そして着られない服をいつかやせたときにという思いで
たくさんとっているそうです。

情報の整理は同様に、
自分の思考に影響を与えるものをどう整理するかという問題です。
情報の整理は比較的簡単で、
ある一定の原則(たとえば、時系列)で
本や書類をどんどん整理するだけです。

そして、思考の整理は、
空間と情報の整理ができた段階でとりくむべきものです。
私はいつも、
きれいな机の上にまっさらなA3の紙と鉛筆一本を用紙し、
考えたいテーマを一番左上に書きます。
そして、それから一切人にじゃまされない時間を確保し、
思いつくままに紙に書いていきます。

ある程度書き進んだところで
自分で書いた内容の関係性を整理していきます。

こういうのをマインドマップというらしいですが、
そんな難しい表現を使わなくても、
A3の白い紙に思いつくままに書くだけで
自分の思考がずいぶん整理できます。

思考の整理で大切なのは、
整理の方法論を理解していることではなくて、
思考を言語化、可視化(見えるようにする)ことです。

自分でも気づいていない思いを、
言葉にして書いてみると気づくことが多いことにきづかされます。

マインドマップなどとあまりよくばらずに、
気軽に遊ぶ気持ちで試してみてください。

結構楽しいものですよ。

今日の参考文献は「すべては“単純に!”でうまくいくです。」

そうそう私は何事も簡単に考えることが好きで、
次の言葉が気に入っています。

KISS:
Keep It Simple Stupid!! (簡単にやれ馬鹿者!!)


2009年1月12日(月)

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