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135. 今の自分をつまらないものにする

今、私のキーワードは
いかに“今の自分をつまらないものにするか”です。
わかりにくい表現かもしれませんが、まあ、短いコラムですから、
最後まで読んでください。

だいたいすべての仕事は、当然ですが、安定化を目指します。
1つのイメージに向かって組み立てていくわけですから、
安定して当然です。

そして、ある程度の時間がすぎると、
たいていの場合(努力を続けた場合という意味ですが)
1つの安定した完成形に近づきます。

そして、そこからまた少しの時間がたつと楽になってきます。
そりゃそうですよね、安定してるんですから、
その状態を続けたり、ちょっと良くするぐらいのことであれば
それほど負荷がかからないわけです。

実は勝負はここからです。

自分が成し遂げたことをいかにつまらないものにするか。
わかりやすくいえば、今の自分がやっていることを、
1年後の自分が見たときに、いかに陳腐に見させるか。

そういう転換を自分に求めることができるかどうかなんです。

先にも書いた、あるイメージに向かってする努力と、
ある状態を未来から見たら陳腐化させるような努力は
まったく質が違います。

おうおうにして、
安定化から抜け出せない人間の習性をよく理解して、
どんどん過去の自分を馬鹿にできる、
陳腐化させるようなことをやっていかなくては、
停滞してしまうのです。

今の自分に「まだそれやってんの。」と渇をいれ、
新しいことを生み出していくことが、今の私の仕事です。


2009年10月26日(月)

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