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134. 人を育てる極意(2)

4.挑戦マインドを持たせるために安全基地を用意する

挑戦するためには、最悪のオプションを知ることと、
それを覚悟する必要があります。

17歳のときに読んだデールカネギー「道はひらける」にも、
悩みを防ぐ方法のなかで以下のようなことが書いてありました。

「今、考えうる最悪の状況を想定し、それを受け入れる覚悟をする」

同様に、挑戦をするものに対して、
最悪失敗したときに逃げ込める防空壕を用意してやるというのです。

たとえば、子供を育てるにあたり

・やりたいことをすべてやらせる
・徹底して応援団長になる
・欠点をすべて受け入れる

5.後悔する

最後は意外なこの言葉です。

人には、「自分の人生を後悔することなど一度たりともない。」
と言ってみせる私ですが、本当は、たくさん後悔しています。
たくさん。

脳的に、この後悔がとてもいいらしいのです。

後悔は、未来のためにするものです。
現実と想像(理想)の比較によって行われる脳の活動です。

「ああやっていれば、よかったのに。」

とくよくよすることでそれを二度としないようになるというのが
そのメカニズムです。

お気づきの通り、この番組は
脳の観点から人を育てることを研究した番組でしたが、
私の学びとして感じたのは、

・脳は強制できない
・脳は喜ぶと反復しようとする

という特性を理解することで、
人を育てることに活かせるところです。

ご参考になれば。


2009年10月19日(月)

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