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165. 私たちのコーヒー豆がモンドセレクションを受賞しました

4月13日の朝でした。

「キムさん。ご報告があります。」
「なんですか?」
「例のモンドセレクションですが、
銀賞を受賞したと今朝ベルギーから連絡がありました。」
「えっっ、とれたの?ほんと・・・?」

第一報は朝、そのコーヒーを飲んでいるその時にきた
上海の同僚からの電話でした。
思わず気持ちが高ぶった私は、
がらにもなく大きな声を出して喜びました。

「我々、こんなに頑張っていいもの作っているんだけど、
このままだと自己満足で終わってしまうね。
なにか客観的で国際的な評価団体に評価してもらえないかな?」
「モンドセレクションなんかどう?」

という会話が社内の会議で取り交わされたのが
もう半年も前になるでしょうか。
それから、上海の同僚を中心に、
英語での資料作りがはじまりました。

モンドセレクションは、1961年にベルギー政府の主導によって
首都のブリュッセルに本部がおかれた
国際的な食品の専門家団体がくだす賞です。
審査には、書類審査や味覚審査を含めて厳格な審査があるとのことで
私たちも慎重に資料を作りました。
英語でつくらなくてはいけないため、
主な業務は上海の彼にまかせました。
嫌になるほどなんどもなんどもやり取りをして。
(日本にはモンドセレクションのこうした煩雑な申請を
代行してくれる業者があるそうですが、
1件につき60万円もするそうで、もちろん諦めました。)

その資料には、“想い”を込めました。

中国語もコーヒーのこともまったくわからない素人が、
雲南の山奥で一人自然と立ち向かい始めたこのプロジェクト。
何度も何度も間違いをおかしながら試行錯誤を繰り返し、
途中、絶滅の危機にも瀕したこと。
そうした我々の仲間の7年にわたる努力と汗を(涙も)
その資料に込めたつもりでした。

だから、私はとてもその受賞が嬉しかったのです。
すこしだけ報われた気もしました。


2010年5月24日(月)

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