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166. 私の中国も5年が終わり6年目がはじまります

5年前の6月5日は、私が成都の生活をはじめた日でした。
昔のコラムをご記憶の方はご存知とは思いますが、
邱先生のホテル事業の担当者として
期待に胸を膨らませてこの地に足を踏み入れた私は、
たった3日で失業の憂き目にあい路頭に迷ったというのが
私の5年間のスタートでした。

『人間万事塞翁が馬』

は私も好きな言葉の一つで、
人生においてはいいと思ったことが悪く、
悪いと思ったことが結果として優れていたりすることは
よくあります。

まだそんな長くはありませんが、
5年の中国生活の中で驚かされること、
ああ、もうだめだと思ったことが多々ありますが、
どれも実はもうだめだというレベルの問題ではありませんでした。
そして、その「もうだめだ」と思わされる問題に
常に鍛えられてきました。

それゆえ、何が起きても
「泰然として構えること」を1つの信条としています。

別に6年目だからといって
なにかが特別に変わるわけではありません。
だいたい人間は大晦日か元旦に一大決心をするものですが、
それで大きく人生が、本当に変わる人はほんの一握りでしょう。

5年もいますと「もう5年もやったんだから。」
という変な自信が生まれるのが普通です。
しかし、単純に時がたてば人が成長するわけではありません。

時が人を変えてくれるのではなく、人が時を変えていく

と、私はそう思っています。

だから、自分が全てを作り上げていくという気概で
6年目の成果を作っていこうと思っています。


2010年5月31日(月)

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