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184. 新しい店は開けたものの・・・

今、中国では国慶節といって、
日本でいう建国記念日の長期連休に入っています。
町中が人でいっぱいです。

先週、新しい豚しゃぶしゃぶの店を開けたと言いました。
店のある伊勢丹さんも人でいっぱいです。
で、その人が流れてきて
たくさんのお客さんが来てくれる訳ですが・・・。

この国慶節わたしはひさしぶりに現場に入っています。
ホールに立ち、お客さまに店やメニューの紹介をしたり、
ご飯をもって走ったりと。

久しぶりの現場はそれはそれで面白く楽しいのですが、
問題てんこ盛りで頭も抱えています。

今さっきも、店に2時間ほどたっていました。
店に立てば当然楽しいことも、そしてお客様のクレームという
一瞬つらい気持ちになる体験もするわけです。

オーダーが一向にこない
お腹を空かした腹を立てて
私を睨むお客様の表情といったら・・・(苦笑)。

現場の人間は日々このプレッシャーに耐えているのですから
本当にたいしたものです。
正直久しぶりのクレーム処理に心が一瞬ひるみましたが、
なんとか乗り越えました。
(加えて四川弁で早口でまくしたてられるのも辛い・・・)

さて、クレームが辛いというのが本題ではなく、
私が今店舗に立っているのは、
新しいブランドのオペレーションの仕組みづくりをするためです。

似たようなもんですが、
それでも焼肉屋としゃぶしゃぶ屋は違うものです。
今、噴出しているクレームを
いかにシステマチックに収束させるかを、
お客様のクレームを浴びて心をドキドキさせながら、
冷静に考えています。

レストランは、オープン時点で2〜30点。
あとは、オープン後に作り上げるものだと
先日飲食業界の先輩に言われましたが、そのとおりだと思います。

連日予想より多いお客さんが来店してくれています。
早く、安定した仕組みを作らねばと、現場で眼を凝らしています。


2010年10月4日(月)

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