| 皆さんご承知のとおり(!?)私は焼肉屋のおやじをやっていますが、
 つい先日9月22日にしゃぶしゃぶ屋さんをオープンしました。
 豚しゃぶの店です。場所は、成都伊勢丹8F。
 名前は猪猪福(じゅ〜じゅ〜ふ〜)です。
 (猪=中国語では“豚”の意味です)
 焼肉屋の名前が牛牛福(にゅうにゅうふ〜)で、
 オープン前の広告が伊勢丹に掲示された後、
 友人に
 「ねえ、伊勢丹に、牛牛福を真似したような店がでるらしいから
 気をつけ方がいいよ。」と本気で心配されました。
 この店をやることになったのには、いくつかの奇遇がありました。 北京で友人と食事をしているときに、「しゃぶしゃぶ屋さんで安くてむちゃくちゃ流行っている店がある。」
 と2回目の夕飯を食べにいったとき、
 確かにたくさんの人が並んでいたこと。
 時を同じくして、伊勢丹の海老名総経理(社長)から、「金さん、フフホト市(成都から北に1200kmぐらい)に
 流行っている鍋屋があるんだけど、あれはいいよ。」
 と紹介していただき、
 それではとこっそりその店を視察にいき
 その店で食事しているときに、海老名さん本人から電話をもらい、
 「そうそう金さんこの前の鍋屋だけどね・・・。
 私今そこで食事してます・・・。」
 とびっくりしたこと。
 その後、邱先生にも相談したところ、「鍋はね、色々な変化が付けられ柔軟性があるし、
 中国人は鍋が好きだからいいんじゃない。」
 とお墨付きを頂いたことも背中を押しました。
 その後、日本で何件も鍋屋をまわって、おもしろい鍋を見つけては、中国に帰ってその真似をしてみたり。
 一度などは、
 UFOみたいな鍋を自分たちで手作りで製作して試したけど、
 どうしてもおかしなことになってあきらめたり。
 たくさんの試行錯誤がありました。
 ダメ押しは、うちの会長から「四川は豚のおいしいところなのに、なんでこんな内陸まできて
 そんなにおいしくもない牛肉のしゃぶしゃぶを
 食べなきゃいけないの?」と言われ、
 「確かにそうだな。」と思い、
 牛しゃぶの固定概念を捨て、豚しゃぶに切り替えたことでした。
 準備を本格化させたのは今年の6月ぐらいからですが、なんやかんやと意識をし始めたのはここ1年ぐらい。
 “店をつくりました”などと書くと、なんだか私がつくったみたいに聞こえますが、
 その実、たくさんの人の支援と助言をいただいています。
 とっても感謝しています。
 オープン初日の人の入りはぼちぼちでした。これからゆるやか〜に凄いことになるといいなぁ〜、
 と期待しています。
 そうそう、「従業員もお疲れ様。大変だったね。」PS 写真もご覧ください。200席の大きな綺麗な店ができました。
 
 
 
 
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