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192.何歳で人生を終えようか

このコラムを見に来ている以上、
邱先生の「私は77歳で死にたい」という本を
知らない人はいないことと思います。

久しぶりに、そのことを思い出したのは、
成都の友人と仕事の進め方について
食事をしながらおしゃべりをしていた時のことです。

その人は、アメリカ駐在時代に「7つの習慣」の著者である
スティーブン・コビィーさんのセミナーに
出席したことがあるそうです。

そのセミナーの冒頭は
「あなたは何歳で死ぬつもりですか?」
と聴衆の一人に問いかけることころから始まるそうです。
その聴衆の一人は、その質問に答えることができずに、
ただ「考えたことがない。」と答えたそうですが、
人生をいかに生きるかは、どういうゴールを迎えるかつまり、
どう終えるかとイメージに密接にかかわってくるというのは、
確かに当たり前の理屈です。

その日のおしゃべりの要点は、
「結局のところ
すべての仕事は終わりから巻き戻さなければいけない。」
という話に尽きるのですが、不思議なもので、
私はこの意味の話を最近3回ほど立て続けに耳にしています。

1つは、ユニクロの柳井さんの本に書いてある内容。
2つ目は、上記おしゃべりに出てくる人の話。
そして3つ目は、最近雲南省の昆明での会議のときに、
うちの董事長の口から出た言葉でした。

ゴールから巻き戻して考える。
だれでも一度は、聞いたことがある考え方かもしれませんが、
本当にやっている人は少ないのではないかと思います。

前回のコラムに引き続き、
将来をどう考えるのか?という内容を書いているあたりを見ると
なにか自分が将来の
新しい道を見つけ出そうとしていることに気づきます。

人生のゴール、事業のゴールを描くことが
今の私にとって大切なことのようです。


2010年11月29日(月)

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