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196.トップにしかできない仕事

自店の焼肉屋の調子がおかしいという話を前回書きましたが、
それは他社を見なくてもわかる話でした。

まだ、成都に来たばかりの日本の人といっしょに
自分の店で焼肉を食べているときにそれは気づかされました。

いつもは、メニューを暗記しているので、
最近はメニューもろくに見てなかったわけです。
その日は、その人がいたので、
メニューについていちいち説明をしたわけです。

その時に、「こりゃあかんわ。」と思いました。
メニューの中身がバラバラなんです。
いや、ひどいもんでした。

セットメニューはあっちこっちに散らばってるし、
牛肉もこっちとあっち、
和牛と普通の牛肉もバラバラの場所に乗っている。

「いったい何が売りたいの?」
「この店のウリはなんなの?」
「うまいものは何?」わかるわけがないわけです。

上海にとある焼肉屋があって、メニューがかっこいい。
焼肉5品、以上。

あっ、話がずれはじめましたが、最近、業務の拡大に応じて、
いろいろな仕事を部下たちにまかせてきました。
その中でメニューづくりも
あるていど現場側とその責任者にまかせてきたわけです。

思うに、これは現場に力がなかったわけではなくて、
やはりそれをやるには視点不足だったわけです。

メニュー決めや価格決定は、
やはりトップの仕事だと思い直しました。

そして、そう思うところから、トップにしかできない仕事があって、
それこそがトップの仕事なんだと考えるようになったのです。

詳しくはまた。


2010年12月27日(月)

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