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   毎週金曜日更新
53.どのくらい残業しましたか!?
みなさんはどれ位残業していますか?
私が日本の会社に勤めていた頃は、
営業先の会社がヨーロッパだったので、
日本時間の16時くらいから現地とのやり取りが始まり、
いつの間にか夜21時、22時になっていて、
それから夕食に行くという毎日でした。
日本のサラリーマンとしてはまずまず一般的でしょうか?

私は100%「残業」肯定派でした。
その日に出来る仕事はその日のうちに済ませたい、という
自分なりの仕事への責任感が残業へと突き動かしていました。

中国に来てしばらくすると、残業否定派になりました。
その理由というと3つあります。

1.仕事の効率があがる
中国では残業代を請求しない人はいません。
残業代は平日は通常の1.5倍、土日は2倍、祝日は3倍と
細かく決められていて、会社は出来るだけ残業させないように
自然と仕事の優先度に沿って仕事を進めるし、
その日のうちに予定の仕事を終わらせたい為、
仕事の効率がぐんと上がります。
残業あり気で仕事をしていた効率の悪い仕事ぶりを反省しきりです。

日本人は人件費が何分の一の中国やインドと競争しています。
注文をこなし切れないほど忙しい会社なら別ですが、
残業が実績として跳ね返ってくるケースは僅かだと思います。
目先の仕事を処理する残業よりも、生産性を上げること、
付加価値の高い仕事を創り出すことに全力で
取り組むべきだと実感しています。

2.健康第一!!!
絶世健美のスタッフは、
昼は12時、夕方は18時に必ず食事を済ませています。
中国人は高い健康意識の為、食事時間にはうるさいです。
スタッフから「今日は朝から忙しくて昼食がまだ済んでない」
と仕事よりも食事が優先され、最初は馴染めませんでした。
健康と美容を商売にしている会社なので、
私も付き合って定時に食事を済ませる習慣が身につくと、
寝る前までに夕食が消化され、夜は熟睡できて、
朝は疲れが解消され、元気に出社という健康生活が
定着するようになりました。
今では昼食と夕食後の時間は「メシは食ったか!?」と
スタッフに確認する習慣がついてしまいました。笑

仕事も身体が資本ですから、仕事のために食事を後回しにせず、
リズムのよい生活をすることが、
ストレス蓄積、生活習慣病の予防にとって有効だと
考えるようになりました。

3.人生の充実
仕事を切り上げたあと。
それでも仕事好きな人は、実務の延長では得られないこと、
本を読んだり、様々なお店を訪れてサービスを体験したり、
様々な人に出会い見聞を広めることにたっぷり時間を使えます。
そのほうが職場にこもるよりずっといいと感じます。

日本は少子化がすすみ、
労働人口も毎年5%ずつ減って行くそうですが、
残業が減れば伴侶を見つける時間や
家庭ですごす時間が増え、
晩婚化や少子化に歯止めがかかるかもしれません。

こんな意見を述べたら、
以前の自分から白い目で見られたに違いないですが、
環境が変わると考えもずいぶん変わるものですね!

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2009年1月23日

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