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71.中国でもスローライフかっ!?
北京郊外の昌平区にある山間のリゾート地に行ってきました。
「北京人の憩いの場」と聞いていたので、
どんな場所でどんな人が来ているのだろうと、
楽しみにして行って来ました。

山間にゆくと大きな池があり、
そこで釣りやBBQ、ボート乗りをする人々。
馬に乗る場所までありました。
緑に囲まれて美味しい食事ができ、都会の喧噪から抜けて、
とてもリラックスして楽しめるところでした。
市内から近いので、終末は大変混雑しています。
ここを訪れる人の殆どが20代~40代の若い人、
子供がいる家族連れの中国人でした。

建物はというと、ロッジやヨーロッパの田舎風ペンションや
モダンデザインの別荘が湖畔にあり、
日本の富士山麓や軽井沢に近い雰囲気でした。
中にはなんと中国農村風とうたった宿もありました。

帰ってからスタッフにその場所について聞いてみると、
田舎出身のスタッフは「わざわざそんなところに行かない」と。
北京人スタッフは
「アウトドアが好きなので夏は山登り、冬はスキーに行きますよ」
という答えが返ってきました。
しかし、両者がそろって言ったのは
「北京は最もストレスの多い都市の一つだ」と!?

以前にもこんなことを聞いていました。
私はストレスフルな東京から来ているし、
この成長に湧く、変化の多い中国が面白いと感じているものなので、
彼らの言っていることがぜんぜん判りませんでした。

「田舎はださい」「経済発展している都市がえらい」
というような、発展に湧く中国の「青春期」のような一面しか
私は知りませんでした。

北京はここ10年位で開発につぐ開発で、
急速に今のような近代的な都市になりました。
そんな急速な変化の中にたまたま居合わせた人にとっては、
郊外で自分を開放しリラックスしたいと思うのも
考えてみれば当然ですね。
中国都会人の別の一面を始めて発見した一日でした。

スローライフという言葉は少し前に流行りだした
言葉・生活様式だと思っていましたが、
中国は発展が早い分、こうした価値観や生活スタイルを
早くも持ち合わせているんですね。

健康と美容にたずさわる者としては、
中国の都市部の人は
「効率的」「最先端」「流行」といった熱っぽい思考が多く、
絶世健美の特徴である、漢方の
「自然にスローに健康美人」という感覚は
逆を行くのかなと思っていましたが、
「非日常の体験」「癒し」「スローライフ」といった
価値観に住む人を確認できました。
中国の方々が「漢方でじっくり身体と肌を養いたい」
と漢方の優れた点を振り返るようになるのも、
結構早いかもしれません。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2009年5月29日

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