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129. 薬品流通も淘汰の時代

私たちの絶世美人化粧品や漢方サプリメントの開発者である
王振国先生は抗癌漢方薬の開発で、大成功を収めている方です。
北京、上海、珠海、通化に4つの病院をお持ちですが、
それ以外では西蔵自治区をのぞく全てのエリアに問診所を設けて、
王先生の漢方薬品が手に入るようになっています。

中国のような広い国土に、商品を隅々まで普及させるのは
費用や仕事量からみても非常に骨の折れることです。
多くの薬品メーカーは医薬品流通会社のお世話になるのですが、
同業界には、流通会社が1万数千社もあるそうです。
中国は国土が広いとはいえ、日本では数十社しかないし、
アメリカでは上位3社がシェア90%程度を抑えているそうですから、
中国ではごく小さなエリアだけを担当するような会社や
組織の体をなしていないような
小さな会社が多いのだと想像されます。

薬の流通業が成熟していないものだから、
一つの病院に薬が入庫される迄に、
2社、3社が中間に入り込む、という事も珍しくありません。
そうなると、消費者がその負担を負う事になってしまいます。
それで、医薬品の価格高騰を抑えるために、
政府が価格指導を行い、または流通業者を減らして、
体力強化と大規模化を推進するような政策が
進められています。

農業の大規模化や薬品の流通改革のように、
中国には組織化・大規模化によって
効率化できる部分がたくさんあるように思います。
その過程で、多くの会社が淘汰されてしまうでしょうが、
大きな市場の支配者はかなり力をつけるでしょう。
政府主導の業界編成や外資への規制緩和などが盛んに行われ、
変化を繰り返している中国市場で、
どのような大企業が誕生してゆくのか、
楽しみに見守りたいと思います。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2010年7月9日

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