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169.顔面に幹細胞注射をする経験

北京の長く寒い冬も去り、心地よい春が訪れました。
日本から絶世健美を訪ねていらっしゃる方も増えています。
先週末は、ガンなどの難病治療を漢方で行う王振国病院を訪ね、
日本から4名の方が北京を訪問され、
私がご案内役を務めさせて頂きました。
みなさんの関心は、王振国先生の幹細胞治療。

王先生は漢方・抗がん薬の発明で築いた財産を、
さらなる医療の可能性のために、
生物学治療の分野に投資されています。
幹細胞は万能細胞ともよばれ、一つの幹細胞が分裂して、
血液や臓器の一部など様々な系統の細胞に分裂してゆく細胞です。
王振国病院では幹細胞で免疫機能を補完し、
自己治癒力を高めるために応用されています。

今回いらしたAさんは、
評判の高い治療があれば世界中どこまでも行かれるような方で、
王振国先生の幹細胞治療の常連さんです。
ご自覚されている体調の不良を王振国先生にお伝えしたところ、
いつもは幹細胞を静脈から点滴で移植するのですが、
今回はそれに加え、患部への幹細胞注射を行いました。
初めての治療方法でしたので
無事終わるのを確認してホッとしていると、
担当医師が幹細胞のボトルを振って、私を指差しています。
どうやら幹細胞が残ったので、私に打とうというのです。
幹細胞治療は貴重で高価な治療なものですから、
私は最後の切り札としてとって置くつもりでしたが、
思いがけずチャンスが目の前に転がり込みました。
Aさんも打ってみたらと同意下さったので、
是非にとお願いしました。

担当医が「顔の老化予防をしてあげよう」と言います。
それで顔に極細の注射を打つ事になりました。
おでこ、ほうれい線、した瞼など皺が出来易いところ、
たるみ易いところを中心に20本ほど注射を受けました。
緊張のため、こぶしをぐっと握りしめていましたが、
それほど痛みもなく終わりました。
5年ほど老化が停止してくれるとは有り難いです。

今回訪問された方が
「以前日本でも産婦人科で処理される臍帯血が流通していたが、
現在は管理が厳しくなり、人間の幹細胞移植の機会は
少なくなっているんですよ」と教えてくれました。
中国は昔から人の胎盤を漢方にしていたし、
この分野で世界をリードするつもりですから、
積極的にひとの胎盤や臍帯血が利用されています。
中国であれば幹細胞治療を受けるチャンスが豊富にあるのですが、
残念ながら日本では薬害被害の問題などもあり、
感染の心配をされる方が多いのです。

私も治療を受けた事がありませんでしたが、
今回Aさんのお陰様で体験することができました。
私もひとつのサンプルとして、少しでも
どこかで幹細胞を必要としている方の参考になればと思います。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年4月15日

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