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170.仲間と国籍

「海外を舞台に活躍する人間に」
と海外営業職に就いたことにはじまり、
邱先生との幸運なご縁で中国に住むことになった私ですが、
邱先生の「地球は地球のもの」というお考えに
大変感銘を受けました。

海外に住むとまず、自分は何者かということをより意識して、
わたしはどんな街で育ったとか、
彼はこういう環境に育ったから考え方が違う、
と人と自分を区別しがちです。
それで日本人と話すのが一番気安くて心地よいのですが、
将来の話をする相手となると国籍にはあんまり注意を払いません。
中国に基盤をおく会社に勤めているので、
中国に税金をおさめているし、
会社の雇用も殆どが中国人のためにありますが、
中国のために働いているという意識はありません。
経済活動だけを考えたら、
優先順位が自分や商売を繁盛させることに一生懸命になりますから、
いつの間にか国境は
経済活動の条件になりさがることだってあります。

どなたが、学歴はなんのためにあるか、
それは優秀な仲間と出会うためにあると言っていました。
人間はひとりでは生きてゆけませんので、
どんな仲間と生きてゆくかが大きな関心事です。
学校でなくても優秀な仲間やよき仲間がいれば
楽しい人生を送ることができます。
人生に豊かな彩を添えてくれる仲間に、日本人とか中国人とか、
欧米人という国籍のこだわりは少ない方が可能性に広がりがでます。
前向きな考え方を持ち合わせている人、人間味のある人であれば、
私は誰でも仲間になれるように思います。

現在の社会を築き上げて来た先代達の意思を感じると、
将来国境がどんどんなくなる方向にあることに気付き、
まだ国境が残されていることが
私たちに残されたチャンスと改めて感じます。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年4月22日

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