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194.中国では保証人が必要

中国は信用しない事を前提に社会がなりたっているので、
よく不信社会と呼ばれますが、
それで不便に感じる事の1つに
いちいち保証人や担保人が必要になることがあります。

私たち絶世健美では、
中国のネット上のショッピングモールに店を開いていますが、
店舗開店の際に担当者の身分証提示を求められます。
ここで私の身分証を提示すると、外籍人(外国人)なので、
中国人の担保書を用意する必要があります。
入社したばかりのスタッフに担保書の作成を依頼したら、
やんわり断られたことがありました。
勿論、法律に抵触するようなことはしておらず、
迷惑をかける可能性もないのですが、
その時に中国の持つ警戒心、不信の文化を改めて実感しました。

その他で身近なところといえば、ビザでしょうか。
日本人はビザなしで様々な国を訪問できますが、
中国人が海外に行く、もしくは外国人が中国に入国するには、
invitation letter(招待状)や
受け入れ側の担保状(例えば2万元以上の預金通帳など)をもとに
ビザを入手する必要があります。
これまで何人ものスタッフに
日本に行く為の招待状が欲しいと依頼されました。

先日知り合った旅行会社の人とこうした話題を話していたら、
面白い話を聞きました。
彼は自称「外国人を入国させるプロ」らしいのですが、
煩わしいビザの取得いらずに、
ビザを取得する秘訣があるというのです。
彼は「私は医者とコネがあるから、彼らに一筆書かせて、
中国に入院するための書類を準備できるんだ。
去年はこの方法で10人ほど医療ビザをとって入国させたんだ。」
という話を聞きました。
もちろん、裏道は歩くべからずです。

絶世健美は邱先生の長年の中国大陸での事業経験のおかげで、
こうした問題は最小限で済んでいるのですが、
それでも事業発展の途中で中国人のよき理解者、
親しい友人は欠かせないと感じます。
こうした人とのつながり、
相互理解が中国ビジネスの醍醐味なのかもしれません。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年10月7日

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