トップページ > 云南珈琲のすすめ > バックナンバー

   毎週水曜日更新
46.農民市
村には5日に一度農民市がやって来ます。
朝7時から10時半までの朝市です。
半径20km以内にある大きな集落5ヵ所を日替わりで巡回しています。
私達がよく訪れるのは、「小平田市」です。
最大規模の朝市で生活用品が何でも揃います。

朝市は道沿いに広がるため、
良い場所を確保したい商人の場所取りが前日の夕方から始まります。
市場は一見無秩序にごちゃごちゃしているような印象ですが、
業種ごとに場所が決められていて
買い物が効率的に出来るように工夫されています。

朝市の入り口から順に、
朝食屋・饅頭屋→衣類生活用品→農業用品→果物→魚→穀物→
鶏肉・卵→豚肉→牛肉→味噌・豆腐→
農家が集まる野菜や小物売り場→子豚やひよこ等の家畜→出口
で計150店程並びます。

中には目を疑うような店、「露天歯科」もあります。
村には歯医者がいないので、
朝市と伴に歯医者も巡回しているのです。
床屋や洋服屋の間に簡易歯科を構えています。
設備は机と椅子のみ。
麻酔のための注射器や抜き取られた歯が
まるで商品のごとく並びます。
治療法は抜歯なので、
険しい顔で治療をうけている人の横を通り抜けるだけで
ゾッと背筋が寒くなります。

面白いのは実演販売。
ハンドメイドのとうもろこしの脱穀機や
小鳥がさえずるおもちゃを
大音量のマイクを使ってアピールしまくり販売しています。
どこも人だかりで、一つが日当に近い23元もするおもちゃが
良く売れていきます。

朝市では美味しい雲南料理も満喫できます。
・ミーシェン(米粉麺)の鍋焼き 4元
・生春巻 1元
・アールスー(餅粉麺)ラーメン 3元
・揚げソーセージ 1元
・アヒルの丸焼きの和え物 10元
・農家手作りの味噌と漬物

価格は日本の10分の1。
衛生面はちょっと心配ですが
しっかり火が通っているので大丈夫。
都市部と違って農村の人達は添加物の味に敏感で毛嫌いしています。
ナチュラルな素材をふんだんに使用した
素朴な美味しい一品に巡り合えることも多いのです。


2010年10月20日(水)

<<前へ  次へ>>