第24回考察団 「演舞」常春の昆明にて
佐藤春夫先生の「春夫詩抄」中に出てくる 「綾にしき何をか惜しむ 惜しめただ君若き日を いざや折れ 花よかりせば ためらわば折りて花なし」 の原詩で、唐の時代の女流詩人の書いたものですが、詠み人知らずになっています。まだ若さをもてあましている人にはわかりませんが、青春に駆け足で別れを告げた人には実感のある詩です。私のオフィスには佐藤春夫先生の色紙と並べてかけてあります。好きなひとがいたらすぐに思いを遂げなさい。ためらって愚図愚図していると、花は折られて枝しか残っていませんよというほどの意味です。
 
書家
栄如陽
字体
隷書
サイズ
H 830×W 475 mm
価格
\ 25,000
商品番号
s22

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