ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第2回
ガン治療=なぜ「漢方力」を見直すべきなのか?

ガン病棟からの退院後、10年間にわたる、
僕の在宅療法は以下のような
3つの「薬食同源パワー」による東洋医学の治療でした。

1.天仙液による「漢方複合療法」(王振国医師)
2.漢方せんじ薬を中心とした「ホリスティック療法」
  (帯津良一医師)
3.玄米菜食によるマクロビオティック食養生法
  (山村慎一郎・食箋指導者)

まさに「漢方力」の知恵と驚異を生身で知る10年間でした。

いま盛んにガン治療の成果報告や
最新ガン治療情報が伝えられます。

しかし、その割には2人に1人がガンになるといわれ、
ガン死亡者は年間32万人を超え、
一向に、ガンで亡くなる患者の数が減る様子はありません。

また遺伝子治療だ、重粒子治療だ、
血管内治療だ、ガン幹細胞撃退治療だと、
さかんにメディアが最先端医術について喧伝するわりには
ガン死亡者が増え続けているのはどうしたことか?

これは万能と思われている現代医学が、
じつはガンの正体も殆ど分からず、
新薬も決定的なものがいまだ発見されていないからでしょう。
いまの抗ガン剤にしても奏功率が
20%程度(100人に20人が5年生存)で
認可されているにすぎません。
これが西洋医学の限界ではないか?

長くガンと付き合ってきた患者なら
薄々は分かっているはずのことですが、
やはり、いまの西洋医学一辺倒のガン治療には限界がある――、
そう感じて多くの患者が漢方や
健康補助食品を併用していることは、
厚生労働省研究班の調査でも公表されています。

しかし、漢方医学などのいわゆる代替療法は、
大学病院の医師からは
「科学性、立証性(エビデンス)がない医学だ」
とされ、この明治時代以来、125年間の西洋医学一辺倒の教育を
受け続けてきた、患者や一般の人たちには
「漢方なんて古臭い治療だ」
と信じるクセがついてしまいましたから、
在宅では利用する人が多い割には、
漢方のうさん臭さを拭えないわけです。

ちなみに漢方力の特性は、
西洋医学のようにメスや劇薬で患部を叩くのではなく、
心身全体のバランスをはかり、
本来、人間が持っている自然治癒力を引き出して
病気を治療することにあります。
もう少し分かり易くいえば、西洋医学の化学薬が
「毒をもって毒を叩く」といったアプローチなのに対し、
漢方薬は「体の自然治癒力を回復させる」という治療法なわけです。

インターネットで製薬会社のサイトなどで検索すれば、
僕が食道ガンで投入されたシスプラチンにしても、
膵臓ガンの抗ガン剤であるジェムザールにしても
「毒薬」として分類されています。

ですから皆さんの中にも、
抗ガン剤による疼痛を体験した人もいるでしょうが、
その副作用や後遺症で、ひどい場合は他臓器まで破壊し、
過剰な治療によってガンが再発転移するケースも起こるわけです。


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2008年11月18日(火)

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