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         第327回 
          「母乳が赤ちゃんを変える」 
        拙著「しなやかな玄米菜食」の 
          「食べ物がキレる子どもを作る」 
          の項目からの抜粋紹介の続きです。 
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        『ガンは食べて治す』の共著者で 
          マクロビオティック料理研究家の鈴木博子さん 
          (本名・鈴木美感子)が、いかに食べたものが 
          子どもの体に影響を与えるかについて、 
          「牛乳とおっぱい」の例をあげながら 
          赤ちゃんと食べ物の関係について、 
          この本の中で警鐘を鳴らしています。 
        「母乳を出すために牛乳を飲む人がいます。 
          牛乳のたんぱくは分子の大きいまま母体に吸収され、 
          そのままおっぱいにでてきます。 
          お母さんが摂りすぎると、脂肪の栓を作って、 
          乳腺炎を起こしたりします。 
          腸が未発達の赤ちゃんがその母乳を飲めば、 
          赤ちゃんの腸は多少は消化するにしても、 
          分子の大きいまま吸収して、 
          アレルギーの原因になったり、 
          腸の腺をふさいでしまって 
          栄養の吸収を妨げるそうです。 
        大人でも牛乳の摂りすぎで 
          貧血になったとか、 
          乳タンパク分解の過程でできる 
          ガラクト―スの影響で 
          白内障になるとか、聞いたことがあります」 
        そして、さらに 
          こんな体験報告も書いています。 
        <生後3か月の姪が、突然、飲んだ母乳を 
          どばーっと吐いてしまった事件がありました。 
          調べてみると、その前に(母親である) 
          妹は、トマトの煮込み(胡椒たっぷり)を 
          2口ばかり食べた。 
          それが影響したらしいのです> 
        普段、軽視しがちですが、 
          食べ物はおかあさんの母乳を通して 
          赤ちゃんの成育に 
          おおきな影響をもたらしているわけです。 
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        続きはまた明日。 
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