ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第48回
僕は「帯津大学」の12年生

新しい医学=ホリスティック医学の真髄を
隈なく書き下ろした帯津良一医師の新著
『「万物」を敬う―生命力を高める医療』
の話の続きです。

この本は、科学、哲学、文学、
そして宗教(とくに仏教)という
まさに人間丸ごとの「いのちの全体学」から書き下ろした、
内容重厚にして文章軽快なエッセイです。

自分の死をしっかりとイメージし、
日々、養生を続けつつ人生の旅を全うする――、
これぞ、ガンのような難病を克服するカギとなるばかりか、
人生をときめいて過ごす「攻めの生き方」だ――
とする、帯津流のいのち学の真髄が
1行1行に込められて綴られています。

帯津先生は、150冊を超える著書のみならず、
全国、そして海外の講演に忙しく行脚されていますが、
毎年、そのいのち学のテーマを変えて、
とても興味深い講話をされています。
5、6年前に、僕のスローヘルスの会で
講話していただいた頃には、
テーマは「ときめき」「旅情」でした。
最近は、「親鸞」の著者、五木寛之さんとの対談集を
出版して以来、「他力と自力」といった
テーマが多くなったようです。

こんどの『「万物」を敬う』という新著では、
前回も紹介した、
「生きながらにして虚空と一体となれ」――、
という、宙身一体、心身一如の
積極的な人生観・処世術のポイントを
いま先生が熱心に推進実践している
「気功」と「ホメオパシー」という
養生発想の重要性を語りつつ
次のようにまとめているのが印象的です。

「『他力』とは虚空の大いなる生命(スピリット)に
身をまかせることであり、
『自力』とは自らの生命力(ヴァイタル・フォース)を日々
高め続けることであり、
どちらも仏教の教えの中にある言葉です」と。

どうですか?
どこの大学病院やガン専門病院に行っても、
これほどの「いのち学」について、
拝聴できるところはないと思いませんか?
僕自身、先生の病院に行って、
西洋医学の検査は受け、
中国医学の煎じ薬を処方して貰っておりますが、
先生の診察室では、冗談を交えながら
世間話や人生相談をさせて貰って帰ってくるのです。
これが、他の病院とは全く違うところです。

僕は帯津病院に行くというより、
いつも「帯津大学」に講話を伺いに行く
といった感じで通っています。
まあ、とても帯津塾の優等生とはいえませんが、
思わぬ縁で幸運をいただいた、
今年で「帯津大学の12年生」なんです。(^−^)
これが、僕の希望のトキメキの源泉となっています。

この本を読めば、そうした気分がよく分かるはずです。
専門家のみならず、患者や家族の皆さんにも分かるように、
優しく書かれていますから
ファンならずとも、ぜひ、座右の「いのち」の書として
読んでみてください。


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2010年2月17日(水)

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