上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第35回
新規上場銘柄の紹介
「中国国際航空(エア・チャイナ)」

今回ご紹介するのは、
ついに上場することになりました、
三大航空会社で最後の1社
「中国国際航空 (エア・チャイナ)香港H株」です。

「エア・チャイナ」の名前を
聞いたことのある方は多いと思いますが、
同社は、中国の国際線では
約半数のシェアを誇り、
航空会社の中での知名度はNO.1であり、
北京オリンピック唯一の
公式提携航空会社でもあります。

同社の拠点は北京にあり、
「北京首都国際機場(H株 0694)」を
ハブ空港としています。
現在、直接・間接を問わずに
保有している航空機は136機あり、
国内69ヶ所、海外34ヶ所の
最終目的地間の運行を行っています。
また、海外の航空会社と
多様なパートナーシップを構築しており、
全日空やユナイテッド航空等と、
コードシェア契約や
マイレージ互恵協定を締結しています。

同社の気になる業績についてですが、
昨年はSARSの影響もあり
航空会社の収益は伸びず、
各社は赤字を計上しました。
しかし同社の通期業績は黒字を確保しました。
また、今年の業績は
昨年のSARSの影響もあり
単純には比較できませんが、
旅客数、貨物量ともに好調で、
中間決算では
営業収益が65.9%の増収、
純利益は黒字転換(昨年の中間決算は赤字)でした。

「エア・チャイナ」は
12月16日に香港市場および
ロンドン市場に上場の予定です。
香港市場に上場されるH株の募集は
日本国内でも行っており、
東洋証券、大和證券、大和證券SMBC、
メルリリンチ日本証券で取り扱っています。

仮条件は2.35香港ドル〜3.1香港ドル。
申込株数は10,000株以上
2,000株単位での申込になっています。
申込期間は12月8日までの予定ですが、
変更の可能性がありますので
上記の証券会社にお問い合わせください。

今回は同社の特徴を
簡単にお伝えさせていただきましたが、
次回は三大航空会社の
比較をしてみたいと思います。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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