上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第89回
中国政府の苦悩

今、中国で行われている反日デモですが、
成都でイトーヨーカ堂の
ガラスを割るなどをした
容疑者15人前後が
中国警察に拘束されました。

これまで積極的に取り締まれない理由は
いくつかありますが、
理由の1つとして、
天安門事件の二の舞は
絶対に避けなければならない
ということがあります。

天安門事件の後、
中国は国際社会から批判を浴び、
様々なことで打撃を受けました。
反日デモを放置したとの見方もありますが、
反日感情は根強く
デモ参加者の感情が暴発する恐れもありました。
第二の天安門事件を起こさないためには、
どのようにすれば良いのか、
対応に苦慮したようです。

今回の反日デモの中心は学生です。
現在はインターネットなどで呼びかけ、
様々な手法を使って、
嫌がらせを行っているようです。
しかし、当初の反日デモの目的、
常任理事国入りの反対とは違う、
単なる日本政府や日本企業に対する
嫌がらせになっているように思います。

またここ数日、
反日的な主張を展開していた
インターネット掲示板に
反日行動の早期終結を願う書き込みも
見られるようになりました。

「このままでは、
 中国のイメージが悪化するだけだ」
「日本と国交が途絶えたら
2008年のオリンピックは中止になってしまう」
「冷静かつ理性的に行動して、
合法的に国家への想いを表現して欲しい」
などといった書き込みがあります。

冷静に見てみると、
反対の意思は伝わったが、
これ以上はやりすぎだと
気づいた人々もいるようです。
今後は過激過ぎる動きは、
あまりなくなるのではないかと
私は楽観視しています。

日本で大規模な学生デモと言えば、
1960年ごろの
安保闘争が思い起こされます。
その後、高度経済成長に入り
急速な発展を遂げました。

歴史経緯がありますから、
反日運動をするなとは言えませんが、
中国の学生もこのエネルギーを中国のみならず、
世界の発展へ注いで欲しいと思います。

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