
  上海、深セン市場のオープン当初から
    ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です
  
  
     
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         第134回 
          勢いは止まらない 
        H株指数がついに、 
          5500ポイントを突破いたしました。 
          レッドチップ指数やハンセン指数も 
          数年来の高値を更新しています。 
          また、中国本土市場も 
          急速に回復しており、 
          中国株全体が強い動きを示しています。 
           
          本土市場は急速な下げの戻し、 
          香港市場は原油高による 
          指数寄与率が高い石油関連株の上昇などが 
          主な原因ですが、 
          やはりもっとも大きな原因は安心感です。 
           
          7月の人民元切り上げ以後、 
          株価の上昇が続いているのですが、 
          切り上げ以前は、 
          切り上げが実施された場合、 
          株価が下落するのではないか、 
          といった観測も流れていました。 
           
          輸出関連企業も多いわけですから、 
          業績が悪化すると考えるのは 
          普通だと思います。 
          しかし、ふたを開けてみれば、 
          切り上げ幅は2%と、 
          思っていたよりも低く、 
          当面の不安要因がなくなったため 
          株価も上昇に転じました。 
           
          また、現在、中間業績が 
          続々と発表されていますが、 
          主力銘柄の業績が良いことも、 
          株価の上昇の要因です。 
           
          そして、今年上場してきた、 
          大型株の順調な上昇も 
          心理的にいい方向に働いています。 
          とくに「上海電気 2727」 
          「神華能源 1088」「交通銀行 3328」 
          「チャイナコスコ 1919」は 
          9月5日に入れ替えが行われる、 
          H株の構成銘柄に採用されました。 
          これからが楽しみです。 
           
          昨年からの下げで驚いて 
          売却された方もいると思いますが、 
          結果的には昨年が買い場でした。 
          経済が伸びているわけですから 
          当然なのかもしれません。 
           
          下げても上げても、 
          あわてずじっくり腰をすえて 
          投資をするべきだと思います。 
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