上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第149回
中国は世界を見ている

夏の日差しも柔らかくなりはじめ、
秋の気配が近づいてきました。

ここ数ヶ月で、順調に株価が
上昇している銘柄のひとつに
「吉林化工 H株0368」があります。
同社は中国の石油最大手
「ペトロチャイナ H株0857」の傘下で、
石油製品などを生産販売しています。

同社が上昇している要因のひとつとして、
親会社である
「ペトロチャイナ」が
同社を前面買収して、
完全子会社化するのではないか、
という思惑が働いているからです。

会社側はこの報道に対して、
否定していますが、
第50回でご紹介したように
「シノペック H株0386」が
傘下の企業である
「北京燕化石油化工」を
完全子会社化した経緯があり、
石油関連企業の再編が
行われるという見方は
依然あります。

ではなぜ莫大な費用をかけて、
買収や完全子会社化する必要が
あるのでしょうか
それは、欧米石油メジャーに
対抗するためであると思います。
「ペトロチャイナ」などは
中国では最大の石油会社ですが、
欧米の石油メジャーに比べれば
まだ及びません。

中国はまだ効率が悪いこともあり、
エネルギーの浪費を招いています。
エネルギー効率は世界標準の2分の1、
日本の10分の1しかありません。
そのため、エネルギー確保が急務なのですが、
欧米の石油メジャーの資本力に
圧倒される場面もあるため、
規模の拡大、欧米の石油メジャーが
手を出していない地域での活動を
積極的に展開しているのです。

これからも様々な企業が
買収や再編などで動くと思いますが、
必ずその先には、
世界の中での自社の地位を
意識して動いてきます。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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