第260回
止まらない成長

昨日、中国の上半期のＧＤＰ成長率（速報）が
発表されました。

予測では10.4％ではないかと言われていましたが、
この予想を上回る10.9％増になったようです。

この結果を受けて、
中国当局はおそらく
追加の引き締めを行うのではないかと思っています。

その大きな理由として
固定資産への投資が大幅に伸びているからです。

ご存知のように
中国当局は固定資産投資の伸びを
かなり警戒しています。

今回発表された統計によると、
固定資産投資の伸びが29.8％増と
かなり大きな伸びになっています。

４月に金融引き締めを実施したのにもかかわらず、
これほど大きな伸びを示しているため、
追加の引き締めを行わなければならない
という観測です。

中国当局は追加の引き締めに関しては、
慎重な姿勢を示していますが、
統計を見る限りでは、
引き締めをせざるを得ないでしょう。

引き締めが実施されれば、
おそらく株価は下落する可能性が高くなると思います。

しかしその場面は、
絶好の買い場になると思っています。

なんと言っても
今の中国は、
抑えても強さが溢れ出てくる国なのですから。

それでは前回の答えは、
人徳などの徳が主人であり、
才能は徳の奴隷である
という意味です。

才能のあるものだけが
成功すると思われがちですが、
人格も良くなくては成功しません。

人格と才能、
どちらがより重要かというと、
人格のほうがより重要であるということです。

それでは今回は
論語：
人にして信なくんば、
その可なるを知らざるなり