中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第288回
ちょうど一年前に・・・

いよいよ今日は中国四大銀行最大規模を誇る
「中国工商銀行 H株 1398」が上場します。

詳細は皆様も十分に知っておられると思いますので、
ここでは省きますが、
今日は奇しくもちょうど一年前に
「中国建設銀行 H株 0939」が上場した日でもあります。

建設銀行は四大銀行初の上場銘柄として
注目を浴びていましたが、
初値は公募価格と同値でした。

しかし、上場後はほとんど下がらず
ゆっくりですが着実に上昇し、
上場から一年経った昨日の終値は3.64香港ドル、
初値から約54.9%上昇しています。

他にも本土系の銀行である
「交通銀行」や「中国銀行」、
「招商銀行」なども上場時期と
株価の上昇率もバラバラですが、
初値を上回って動いています。

銀行以上に生命保険会社も
上昇が著しい銘柄が出ています。
金融分野への期待が現れているのでしょう。

ところで、工商銀行が他の
四大銀行の上場時と大きく違う要因があります。
それは市況環境です。

建設銀行の上場時は
巨額な資金を調達するための
需給悪化がありました。
中国銀行は需給の悪化と、
一時的でしたがインド市場などの新興市場を含めた
世界的な株安の局面でした。

しかし、工商銀行の上場時は
世界的な株高、特にNYダウの新値更新局面です。
また、世界最大の資金調達にも関わらず
需給悪化懸念による売りがあまり目立ちませんでした。

中国における金融分野への期待と相場環境の良さ、
そしてなにより全世界の投資家と
中国関係当局の期待を背負って上場する
中国最大の銀行「工商銀行」の上場は、
成功するのではないかと思います。

同じ業種であるからといって
良いところだけを真似てくれるとは限りませんが、
同じ道を通ってくれるのではないか
と期待しています。

それでは前回の答えは
「和光同塵」の元となった言葉です。
知性や鋭さをひけらかさずに
平凡な人のように生きなさい。
という意味です。

また、厳密に言えば違いますが
「能ある鷹は爪を隠す」
と同じような意味です。

私は鋭く無いので無縁の言葉ですが、
あまりにも鋭すぎると
思わぬ敵も招いてしまいます。
皆様はお気を付けください。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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