第141回
小さなスカーフでパリジェンヌ?
冬はお洒落な女性にとって、楽しみな季節だと思います。
マフラーや手袋などの小物で遊ぶことが出来ます。
人よりも特別にお洒落に関心が有る訳ではない私にも、
ほんの少しだけ拘っている物が有ります。
それは、小さなスカーフ。
NYの美術館で、とびきり可愛いフランスの女の子がいました。
その1M周辺だけ空気が違うのです。
連れの人とフランス語で話していたため、
観光でNYに来ていたのでしょう。
その女の子が小さなグレーのスカーフをしていたのです。
グレーとカタカナで書くと印象はカッコいいのですが、
実質は灰色です。
その灰色も何とも言えぬ色合いで、
少しブルーの入った灰色なのです。
こういう色にこそ、グレーという言葉を使うのでしょう。
同じ物をアジア人の私がしても、
全体の印象は違うとは思います。
しかし、柄無しの一色使いの小さなスカーフに
私の心は捕らわれました。
旅行から帰ると、TVでデザイナーの横森美奈子さんが、
スカーフの使い方について、説明なさっていました。
その時にも、小さなスカーフを使って
簡単にお洒落に見える方法を見せてくれていたのです。
シルクの物で3千円前後、ポリエステルの物は千円位。
これなら、私も楽しむことが出来ます。
首に2回程くるりと巻いて、小さな結び目を作ります。
それを全身鏡で見て、
「大体こんな感じでいいかな」というように
結び目を右にずらしたり、左にずらしたりします。
たったこれだけのことで
お洒落さんの仲間入りをしたような楽しい気分に成ります。
もしかしたら、なりきりパリジェンヌ?
勿論スカーフにも流行が有ります。
私もバブル時に何枚かエルメスのスカーフを買いましたが、
今は少し箪笥の中で冬眠中。
その点、小さなスカーフはお値打ちですから、
気軽に楽しむことが出来ます。
最初の一枚は一色物から入っていって、
柄物で流行を取り入れることも。
少し前は幾何学模様、今年なら水玉が流行っています。
私は海部元首相と同じ出身地という理由では無いのですが、
水玉が大好き。
今年は私にとってとても嬉しい年なのです。
|