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第47回
上海で稼働率が100%を超えるビジネスホテルとは?

北京・天津・上海・広州と中国各地に頻繁に出張していますが、
宿泊先はホテル。

中国では、
5スターのホテルは一応満足できるレベルに達しているのですが、
予算の関係で
4スター・3スタークラスのホテルに宿泊することもあり、
そうした場所は設備もいまいち、
フロントのサービスもひどいところが多く、
不満足感が常に残ります。

一度自腹旅行で懐の具合が寂しかったので、
友人に紹介してもらって
あるビジネスホテルに泊まったことがあります。

上海では3つ星のホテルでも
一泊1万円を越えるところが多いのですが、
そのホテルは一泊168元から298元。

工場をリノベーションしたと言われるそのホテルの内装は、
照明がちょっと暗いのですが、
おしゃれでデザイナーズホテルといってもいいくらい。
ベッドもキングサイズで、
部屋の広さは、日本のビジネスホテルの倍はあるでしょうか?
フロントサービスもそこそこ効率的でまあ及第点でした。

中国で急拡大するビジネス客対象のホテルで
一切ディスカウントはありません。
顧客には外国人も多く、
予算の低い外人ビジネスマンも重宝して使っているようです。

予約していても、
夕方5時までにホテル代を支払わないと
キャンセルされてしまうほどの強気の商売です。

昼間ロビーで人を待っていると、
若いカップルが部屋はないか?
と頻繁に来てチェックインする姿を見かけました。

レジャーホテルがない中国では、
カップルはこうしたおしゃれで清潔感があり
しかも価格も手ごろな場所は重宝するのでしょう。

ということで、
中国人・外国人ビジネスマン・カップル客と昼夜フル回転しており、
稼働率が100%を超えているのだそうです。

今中国ではこうしたホテル
(中国ではバジェットホテルと言っています)が
恐ろしいスピードで急拡大しており、
「Home Inn」という会社は、
最近米国NASDAQで上場したほどです。

バジェットホテル。
確かに今までの中国の4・3スターホテルに比べると
価格とサービスのバランスは取れているのですが、
日本のビジネスホテルをしっている日本人としては、
まだまだ改善する点があるように思います。

日本のビジネスホテルのビジネスモデルを中国に持ち込めば
すぐNo.1になれるのではと感じて、
何か仕掛けてやろうと考えています。


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2007年3月9日(金)

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