拘束された時間を有効に使う法 収入は時間活用の密度に比例する
サラリーマンとは何か?
先に山崎鉄工の無人化工場が「労賃を節約する」だけでなく、「資金を節約する」効果を持っていることについて述べた。「資金を節約する」ということは、一つ一つの機械の生産性があがっただけでは駄目で、全体のバランスがよくとれ、材料が工場に運び込まれてから、お金にかわる完成品となって出て行くまでが短縮されていなければならない。
このことは企業の経営だけでなく、個人の仕事のしかたについてもあてはまる。
サラリーをもらって働くということは、サラリーという制度の発生の経過から見て、陰日向なく働く人間であることを前提としている。教育程度も低く、品性も卑しい人間は、拘束され、監視されないと、ちゃんと働かない。だから働いた日数だけ給与を払えばよいし、遅刻をしたり、無断欠勤をすれば、その分、約束した給与の中からさしひいてしまう。これが日給月給の制度で、名目は月給でも実質は日給であり、日給を月に一ぺん精算して払うというだけのことである。
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