イバラの道こそ出世街道につながる
その目で自分をふりかえって見ると、過去において無意識に頭をぶっつけたり、ピンチにおちいったり、あるいは趣味として手がけたことや情熱を傾けてうち込んだことが、必ずあとになって次の飛躍の踏み台になっていることに気づく。
たとえば、中学生時代、私は一人で雑誌をつくっていた。学生の雑誌は、普通ガリ版刷りの同人雑誌が多いが、私の場合は表紙は木版刷り、紙は手すきの和紙、中身は活版刷りで、しかも自分一人で編集から費用まで全部まかなった。寄稿は学校の先生や学校内の文学仲間にお願いしたが、印刷屋に払うお金は家から送ってもらう学費の中から昼食代まで節約して捻出した。また自分自身はなかなか小説がうまく書けず、やむを得ないので、下手糞の詩を書いて何とか間に合わせた記憶がある。
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