"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第56回
ドバイの経済ドラマは2015年に!?

新興国の株式投資においては、
「何年後にどのような経済的イベントがあるのか?」
というテーマは、非常に重要になってきます。

例えば、
“中国の「2008年北京五輪」“
“ベトナムの「2007年WTO正式加盟」“
“南アフリカの「2010年ワールドカップ開催」“…など
それぞれの国が、それぞれの目標に突き進んで、
景気がよくなり、所得が向上し、
消費が拡大し、GDPが成長し、そして株価が上昇していく。

このターゲットの可能性が高ければ高いほど、
そして規模が大きければ大きいほど、
それは株価に敏感に反応し、
気持ちよいほど上昇していきます。
ドバイの経済ドラマは2015年と言われています。
2015年のドバイに何があるのか?

“ドバイ政府の事業戦略(ドバイストラテジックプラン2015
のターゲット”
“年間乗降客数1億2000万人(成田の4倍)のキャパを誇る
新空港の開港”
“2010年から5年遅れるだろうと予測されている
湾岸通貨統合の導入”
中でも特に、ユーロをモデルとした湾岸通貨統合は
一際大きな経済イベントです。

またドバイだけではなく周辺の湾岸産油国も
“2016年中東初となるカタールのドーハ夏季五輪開催の可能性
(候補地として正式申請済み)”
“現在は計画・建設段階である、
14兆円規模のサウジアラビア政府のメガ経済特区の本格稼動”
2015年近辺は、
ドバイをはじめGCC諸国には経済ドラマが待ち受けています。
そしてそれは、とても可能性が高く、
私たちの想像を絶するほどの資金を投入し、
どれも大変規模の大きな経済ドラマが、
2015年に待ち受けています。

中でも特にドバイは、
前述の事業戦略「ドバイストラテジックプラン2015」を軸にして、
官民一体となった大型エンジンが、
目標に向かって突き進んでいるのです。


 http://www.dubai.ae/en.portal?topic,hm_
dxbstgplan,0,&_nfpb=true&_pageLabel=misc

 
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2007年12月20日(木)

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