第182回
北京最大手スーパー物美(8277)に訪問
2月末は北京に企業視察に行ってきました。
今回は消費者関連、インフラ関連を中心に
10社ほど訪問してきました。
これから少しずつですが、こちらのコラムでも
現地の様子を紹介して行きたいと思います。
■企業訪問の様子
中国企業は日本人にとって
普段の生活に密着していませんので、
いくら外資証券会社のレポートを読んでも、
その会社がどんな感じの会社で調子はどのような感じなのか
理解しにくいところがあります。
しかし、現地に行ってみると、
その会社の雰囲気とか、景況状況をすぐに理解できます。
たとえば、次回レポートでも少しお伝えしますが、
杭州のNO.1百貨店チェーンを展開しているある銘柄は、
北京の超一等地に、どでかい50階以上の超高層ビルを
親会社が保有していました。
会社概要をみただけでは、
杭州で百貨店チェーンを展開している
地味な企業というイメージがありましたが、
印象は大きく変わりました。
このような新鮮な発見があるのも
現地訪問の醍醐味の1つです。
さて、タイトルにもある物美ですが、
同社は北京最大のスーパーを展開している民営企業です。
もともと同社の創業者はITシステムの開発者で
他社に売り込むシステムを開発したけれども
当時は北京にそこまでの小売りチェーンがなく、
仕方なく自ら開業したという歴史があります。
そのため、社内システムには強味があって、
全社統合管理システムなど新鋭のシステムを導入しています。
民営企業なので、国営企業に比べて
小回りが効いている点も好感が持てました。
その他にもいろいろな発見があり、
価値ある訪問になりました。
|