"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

新興国投資の最新事情を、現場直送
出来たてほやほやのままお届けします!

第184回
ハパコが11営業日続伸で株価が1.6倍に

中国株に続き、ベトナム株が戻り足になりつつあります。
各銘柄のチャートを見ると
底を這う展開から徐々に上放れしている銘柄も出てきています。
さすがに売られすぎだったのでしょうか。

今は、これまで売り込まれすぎていた
中小型株が強く戻っています。
ハパコ(HAP)が11営業日で1.6倍をはじめ、
クーロンフィッシュ(ACL)が6営業日で27%上昇など。
先日、このコラムで景勝地の観光施設を独占運営いていると
紹介したバー山タイニンロープウェイ(TCT)も
6営業日続伸で17%の上昇となっています。

各社の業績を聞いてみると
意外と2009年第1四半期の業績が良い銘柄が出てきています。
2008年の業績が悪かっただけに、
市場は2009年の業績も悪いと思っていましたが、
発表されてくる1〜2月の業績は予想よりも悪いものではなく、
その急反発が入っている感じです。

たしかに今のベトナム株には割安感があります。
たとえば、クーロンフィッシュ(ACL)ですが、
08年の配当が3500ドンでした。
しかし、3月3日の株価は1万400。
単純計算で配当利回り25%です。
配当利回りが変わらなければ放っておいても4年で倍です。
仮に業績が半分なって、配当が半分になっても12.5%。
しかも同社は08年末に配当課税開始前に
大型配当案を発表しているので、
それが4月13日に行われる株主総会で審議されれば、
09年の配当は、予想以上の結果になる可能性もあります。

さらに、今、外国人投資家の投げ売りが出ている状況なので
これを上手く拾えれば、
凄く良い投資になるのではないかと考えます。
たとえば、最近になって、
これまで外国人枠一杯で買えなかった
優良銀行株の投げ売りの話しが出てきています。
(証券会社が機関投資家に紹介して、
すぐにさばけてしまうのですが)

このあたりについては次回ゆっくり書きたいと思いますが、
誰も投資をしないときこそチャンスというのは
まさに今のような時だと思います。

 
←前回記事へ

2009年3月12日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ