自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第562回
海老が多いのは認めるが余りに高すぎる、由松 1

銀座の「京星」という高額天麩羅屋の主人が
なぜか弟に店を譲ってオープンした、
コリドー通りをちょっと入った一軒屋風の天麩羅店です。
とあるサイトで、
主人自身が「日本一の天麩羅職人」と豪語しているとの情報を得て、
私は昼夜訪問を繰り返しました。

この店の自慢は、油の質とサイマキ海老の数の多さ、
そして特徴は衣にあります。
昼は天丼などもあるようですが、基本は5500円のお任せ。
高いからでしょうか、昼は予約ナシで入店できます。
昼時の客に期待していないのか、
昼訪問の2回とも鍋に油を入れていませんでしたが、
ある時は取り置いてあった鍋から移し変えるのを目撃しました。
質に拘っているはずなのに、
使いまわしの油の場合がありますから、昼時は要注意です。
衣はほとんどついていないと思える素揚げのようなもの。
主人に確認したら、
卵をつなぎとして使用していないとのことでした。
天麩羅の前に付き出しがでてきますが、
昼夜定番は玉子豆腐の細切り。
3回目では完全に飽きました。

スタートは海老のすり身を挟んだパンで始まります。
油の質の良さを見せたいのでしょう。
ネタはすべて小ぶり。
巻海老ならばわかるのですが、キスや穴子も
よくもまあこんなに小さなものを見つけてきたかと感心する大きさ。
小さいからか、魚は3枚におろしてから
また再び閉じて揚げています。
開いて揚げては肉厚が足りないのでしょう。
ヤングコーンやオクラ、しし唐、レンコンと
品数稼ぎの食材に混じって、鶉卵や小さな蒟蒻も登場します。
焼鳥やおでんのネタではないぞ、と文句もつけたくなるのですが、
ランチのコースでも海老が3尾ついているのがせめてもの救いです。
14品ほどでお任せは終わりますが、
あまりに小振りな天麩羅なだけに、
女性も簡単に食べ切れるでしょう。

<明日につづく>


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2005年2月22日(火)

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