自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第940回
ワインの諸々 97
残念、例のシャンパーニュが完売とは

先週のコラムで、
8種のセパージュを使ったシャンパーニュを購入し、
近いうちにその感想をアップすると書きました。
おっとり刀で先日、ネットで申し込もうとしたのですが、
なんと完売になっておりました。
色々と探し回って、
一部のシャンパーニュだけ1本づつ購入する事ができました。
特定の店や食材、ワインの紹介は宣伝になるので
なるべく控えているのですが、たまにはいいでしょうか。
もうご存知の方も多いと思いますが、
この8種のセパージュを使ってシャンパーニュを造っている造り手は
「オブリ・フィス」といいます。
生産本数は1万本ないとのことでレアなんでしょうか。
プレステージとして
ヴィンテージの入った7〜8種のセパージュを使った物、
「ブラン デ ブラン」(ブラン ド ブランではない)といって、
白系品種(シャルドネ、プティ・メリエ、アルバンヌ)の
3種を使った物の他、
普通のシャンパーニュと同じく
ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの
3種のブレンドの物などがあるようです。

私がここで注目したのは、
普通の3種のブレンドによるノンヴィンです。
価格は一番安いですが、他社と同じ品種を使って、
どのような造り、味わいの違いを出しているのか。
同じ品種を使ったシャンパーニュを比較することによって、
このメーカーの腕がわかると思ったのですが、
どこの酒店をネットで検索しても
このシャンパーニュだけはありませんでした。
よって、
白系全部と7種を使ったシャンパーニュだけを発注したのです。
しかし頼んだものは、違った品種が入っているのですから
味わいが異なるのは当たり前。
このシャンパーニュが良いのか悪いのか、判断は出来ません。
極端に言えば、
ボルドーとブルゴーニュのどちらが美味しいかというようなもの。
品種が違えば好みの問題ですから、一概に比較できないと考えます。

メーカー名を開示したのは他でもありません。
このノンヴィンを未だ販売しているお店を
ご存知の方にお教えいただきたいと思ったからであります。


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2006年4月2日(日)

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