医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第42回
腰から足先にかけて痺れて痛い・・

70歳の人ですが、
10月頃から、腰や肩が痛くなり
夜寝ていると激痛で眼が覚めるというのです。
あれこれ治療したけど、よくならないというのです。
診察してみると全身に強く電磁波を浴びていました。
聞くと、電気敷布を寒くなってから敷いているというのです。
それを止めて湯たんぽにして、寝室を片付けるように話しました。

腰や肩の強い痛みはヘルペスウィルスが原因ですから、
これに効果のある真武湯を投与し、
筋肉のこわばりは破傷風の細菌ですから、
これには桂枝茯苓丸を投与し、
膝の痛みには化膿連鎖球菌が反応し、
これには桂枝芍薬知母湯で効果があるので、
この三つを三日分投与しました。

三日後に来て、痛みはほとんどなくなったといいます。
電磁波のあたり具合もほとんどなくなっていました。
まだもう少しある痛みは帯状疱疹ウィルスが反応し、
これには当帰四逆加呉茱萸生姜湯で効果があるので、
真武湯を止めて、一週間投与しました。

一週間後に来て、
臍から下の背中側の痛みがまだあるといいました。
調べてみると、少し電磁波がまだ当たっていました。
まだ、時計、額などを片づけていないのと、
ストーブの床暖の上に昼寝ているというのです。
時計、額を片づけて、
床暖の上にアルミのレジャーマットをしいて、
その上にカーペットをしくように話しました。
こうすると床暖からの電磁波を防げます。
処方は当帰四逆加呉茱萸生姜湯と胃腸には桂枝人参湯、
心臓の調子も悪いので、炙甘草湯を投与しました。
一週間後に来て、今度は痛みがとれたといいました。

よく言うことを聞いてくれました。
優良賞を上げたいくらいですといいました。


←前回記事へ 2004年5月10日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ