医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第190回
安田善次郎さん

今のみずほ銀行につながる安田銀行を創設した人です。
脳の働きもいい人です。
脳の血糖値が6500mg、
アセチルコリンの量も45mgも反応するのです。
ものすごい脳力の持ち主です。
大会社を起して当然の人です。

大倉喜八郎と同じぐらいかそれ以上に脳力のある人でした。
善次郎さんの記憶の場所は左の後頭葉下面です。
感情のありかは、右の後頭葉下面です。
大脳皮質で問題になる部位はここだったのです。
右後頭葉下面の働きがよくない部分があり、
このために人格に問題が生じていたのです。
普段は前頭葉が働き抑制が利いていて
あまり、感情をあらわにすることはなかったと思います。
でも、ある場面では非常に相手が不愉快になるような、
あるいは自尊心が傷つくような行動や
言動をとる可能性のある脳が見られるのです。

そして、視床上部にある手綱核にも少し問題があり、
ここに問題があるとカッとなりやすい傾向があるようです。
ここに大きく問題があるとカッなって
見境のつかないことをしでかす人になるのです。
解剖図を見ていると馬の手綱のように見えるのです。
ここが正常に働くと馬の暴走を押さえることが出来るように
人間の暴走も押さえられるのかなと勝手に考えているのですが。

左の視床下核にも少し問題があり、
ここに問題があると脳の尾状核、被殻、淡蒼球に
問題が生じてきて、妙に緊張ぎみになるのです。
そのために人とうまく会話がかわせないことが起ります。
それがまた誤解を生むことにもなります。
自分ではどうして、
憎悪や敵意やいじめやいらだち、
思い上がりの感情が時々ふっと沸き起こってくるのか、
情けない奴と思っていたかもしれません。
これが右後頭葉下面の脳に問題があったために
起ってくる感情です。
ここには打撲の痕があり出血の痕があるのです。
子供の頃に転んだりして打撲した可能性もあるのです。
それがこういうどうしようもない感情の
原因になっていることもあるのです。

これって今だったら治療できるのです。
安田善次郎が炙甘草湯を飲んでいたら、
この右後頭葉下面の脳の問題は解消されて、
こういう悪感情も解消されて、
暗殺される原因も作らなかった可能性があります。
あと、手綱核と視床下核の問題は
桂枝加葛根湯で解消されるのです。

子供の頃に階段から落ちて頭を打っていませんか。
雪道で転んで頭を打っていませんか。
人格や性格が変化する時は脳に問題が生じています。
特に左右の後頭葉下面に問題が生じています。
細菌やウイルスの感染でも性格や人格が変わります。
感情の部位は人により右だったり左だったりします。


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